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法科大学院の授業参観と意見交換会

平成29年6月21日(水)午前8時40分から、法科大学院で憲法(統治)の授業を参観しました。教授が午前8時30分になる前に教室に入られたので、非情に良いことであると感じました。定刻から講義を始めるのは当然であり、その前に学生の顔を見たり、雑談をするなどして、学生の状態を把握しておく必要があります。ただ、大教室で講義をするにはそぐわない学生の数でした。

講義は非常に分かりやすく、自分が大学1年のときに受講した憲法の講義を思い出しました。ただ、横文字(外国語)を教えることは司法試験の勉強と関係ありません。後記の意見交換会の席上で、予備試験の口述試験で、学者の考査委員から質問される可能性があるといった発言をした者がいましたが、裁判では日本語を使用しますし、司法試験も日本語を使用して行われます。したがって、上記の口述試験で「統治行為を英語で何と言いますか。」と質問されたら、「分かりません。」と答えたらいいのです。また、学者の中には、一般的に用いられている言葉を使っていない記述をしているものがあります。授業参観を終えて、レジュメに書いてある学者の表現で気になるもの(ために・もって・含意)について広辞苑で検索して、それらの意味を確認しましたが、いずれにしてもそのような表現は一般的には使われていませんから、司法試験の論文式試験では避ける必要があります。

話は脱線しますが、先日、大学時代のゼミ生から、同窓会の案内が届きました。案内を送ってくれたゼミ生は、現在、税理士をしているようです。わざわざゼミの同窓会に出席するため、上京する理由もなく、欠席にしておきました。そのゼミに入るための試験問題は「統治行為について論じなさい。」という一行問題でした。


同月22日午前10時25分から、法科大学院で刑法(各論)の授業を参観しました。連日同じ教室に顔を出しましたので、数名の学生が挨拶をしてくれました。その段階で、常識はある学生たちであると思いました。講義についての評価は、パソコンで目一杯打ち込み、A4用紙の表と裏に印字して提出しました。

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そして、同日28日午後5時から授業参観を踏まえての意見交換会が開催されました。弁護士側の責任者が遅刻してきましたが、発言する際に、「遅れてすみませんでした。」と一言詫びて、本題に入りましたから、まともな方だなと思いました。私は、定刻の10分前には部屋に入って、クーラーから冷風を送られてくる席を確保しておきました。それから、話が長すぎて、司会者が口を挟む場面がありました。空気を読む能力がないといけません。また、民法を改正する法律が成立し、約3年後に施行されますが、1年生がそのことを気にしているそうです。学生に、民法が改正される前の2年次、3年次に予備試験に合格しようという気概が感じられませんでした。「法科大学院」が司法試験の受験資格を取得するだけの専門機関になってしまわないか心配です。


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同日午後3時のおやつです。名前は聞いたことがありましたが、袋に入れられた状態で「ベーグル」という名称の食べ物と、健康を考えての野菜ジュースが出てきました。

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これが私が実際に食べたベーグルです。私は、どちらかというとドーナツ様の食べ物を連想していましたから、ベーグルの固さに困惑しました。なかなか千切れませんし、噛めませんでした。


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本物の「ベーグル」を見て、連想した私の座布団です。座布団ですから、食べることができません。

刑法の窃盗において、最初にきちんと教えるべきことは、窃盗の保護法益が占有であること、不法領得の意思が必要とされていること、従来の判例にしたがって、不法領得の意思とは何を意味するかであると考えます。これが理解できて、答案に書けないような者に対し、学者が唱えている少数説を紹介しても無意味なのです。

司法試験の短答式試験は3人のうち、2人が合格する、いわば足切りの意味しかありません。そして、司法試験予備試験の論文式試験は、刑法と刑事訴訟法については各1問ずつ出題されますが、受験生には2科目で合計2時間20分、表と裏を使用する88行の答案用紙1枚ずつしか与えられません。昔は、刑法だけで2問出題され、受験生には2時間、8枚の答案用紙が与えられていました。時間が若干長くなったのは、問題が事例問題で長くなり、それを読んで答案構成するためには1時間では足りないであろうとの配慮からであると思われます。したがって、いろんなことを憶えたとしても、答案に書けないのですから、判例通説だけを勉強すれば足りるのです。そして、予備試験に合格すれば、司法試験にほぼ合格するのが実情です。この実情を理解し、どうして20歳そこそこの若者が予備試験に合格するのか考えた方がいいです。頭がいいことは間違いないでしょうが、試験に合格するために必要のないことは勉強しないと割り切っている結果であると思います。さらに、忘れてはいけないことは、日本語の文章能力があるかどうかです。



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法科大学院から歩いて帰る途中、気になっていた食堂が開いていたので、写真を撮りました。若手のMさんに頼んで、写真に加工してもらいましたが、正式な名称は「みか月食堂」となっていました。食堂の名称は固有名詞ですから、三日月、三ヶ月、みかづきと適当に書くことは許されないはずです。かく言う私も、以前のブログでは食堂の名称を適当に書いていましたので、反省しなければいけません。
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平成25年5月、アメーバ・ブログから引っ越してきました。役に立つことも、役に立たないこともマイペースで書いています。日記のような感じでしょうか。

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