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無事に(何とか)終わりました(2)。

刑事訴訟法の補講ということでしたが、本題は、4月に法科大学院に入学した1年生を対象に、司法試験に合格するために勉強方法を伝授するところにありました。私が学生に伝授した内容のポイントは次のとおりです。

判例・通説だけを理解して、最後は論文式試験で書けるように勉強しなさい。司法試験は学者になるための試験ではなく、法律実務家になるための試験ですから、判例・通説だけを理解しておけば十分です。しかも、2時間で8ページの答案用紙に収まる範囲でしか答えられないので、割り切って勉強しないといけません。さらに、最近の若者は自分の手で文章を書くのが苦手ですから(パソコンを使って種々の書類を起案するためか、漢字を知らない。それ以前に、日本語の文章作法を知らない。)、実際に書く練習をするよう指示しました(1つの文章は短くして、接続詞でつなぐ。)。

過去問を検討しなさい。法科大学院を修了する前に予備試験を受験することになると思いますが、どういう問題が出題されていて、どの程度解けたら試験に合格するのかを知っておく必要があります。そのためには過去問を検討することが一番です。

精神論も軽視できない(若手の人からもらった書面を回覧しました。)。どうしても司法試験に合格したいと思ったら、少しくらい頭がおかしくなっていないと合格しない。試験に合格するまでは試験のことだけを考えなさい。ただし、必ず、1週間に1日は休みをとって、全く勉強しない日を作りなさい。

私がレジュメに書いていないことを口頭で補足した場合、ボーッとしている学生と、これをメモしている学生に分かれました。残念ながら、私の話を聴いてくれた学生全員が司法試験に合格するとは思えません。場合によっては、法科大学院を途中でリタイアする者がいるかもしれません。私の役目は、途中まで正しい道案内をすれば目的地に達する迷い子を救うことでした。


講義が終わった後、一人の学生が私に「刺激になりました。」と言ってくれたので、妙に嬉しいものがありました。その一言は、まさにポパイのほうれん草のようなものでした。ただ、90分間立った状態で話すのは体力的にきつかったです。やはり非常勤講師を退任して正解であったと思います。
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