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この字を書く人は、どんな人だろうか。

面識がない方から手紙を頂戴することがあります。がっかりするというか、興ざめすることがあります。

答案を添削していると、こんな字で書かれたラブレターは勘弁してほしいと思うような(女性の)答案に出くわすことがあります。女性はそれなりにきれいな字を書くものという固定観念が間違っていて、男性についても言えることですよね。特に、女性を差別する気持ちはありませんので、ご理解下さい。

つい先日のことですが、郵送されてきた封筒の表書きを見て、「こんなにきれいな字は久しぶりだな。」と感心しました。当然、中身の便せんにもきれいな字が並んでいました。この点、私が入院した際、病院でお近づきになれた方の中に「達人」と呼ぶにふさわしい方がいらっしゃいますが、ほぼそれ以来の感動と言えます。

最悪の場合ですと、例えば、被害者への謝罪文を書いてもらっても、字が下手で、しかも、気持ちが伝わらないと判断したら、被害者に送付することを控えています。なお、どういう場合に被害者に対して謝罪文を送るべきか、逆に送っていけないかは、別に投稿したいと思っています。


ところで、司法試験の論文試験の場合、答案を採点する試験委員が、毎年、採点実感のところで、読みづらい字について苦言を呈しています。受験生は、法務省のホームページから採点実感を読んだ方がいいです。また、司法試験に関するある予備校が、字をきれいに書く講座を始めたことを知りました。ついにそのような時代になったのかと思いましたが、目の付け所がいいなと感心もしています。

時間が足りなくなって、答案の最後の方が殴り書きになったのであれば、私自身もそのような経験がありますので同情します。しかし、答案の1ページ目から象形文字のような記号が並んでいて、答案用紙を少し斜めにしたり、文脈からいろいろと想像して苦痛を感じているところに、明らかにおかしい論述であると判断できたら、容赦なく採点します。

因みに、上記の予備校の講座は、何と120分できれいな字が書けるとなっていました。
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コメント

[C2141] う~ん・・・

私の受験時代は、答案の字については、上手い字や綺麗な字を書くよりも、「読みやすい字」を書けと言われました(実際、司法試験委員の渥美先生もこのようにおっしゃってました)。私自身、がむしゃらに勉強するしか能が無かったのと金がなかったのとで、予備校の高価な教材は買えず、各科目毎にバインダーノートを用意し、当時売っていた1000字式という論文試験用の一番安い本だけを買い、その「目次」に載っている番号(有り難いことに条文の順番で論点が整理されていました)に沿って論点を整理し、さらに関連論点については、枝番(25番の論点関連なら25-2とする等)を付けて整理し、各論点毎に問題点や論証をまとめた総論部分と、各論として実際の過去問や予備校の答練の問題を書いて、それに対する論文を実際にまとめていき、バインダーを補充する形で増やし(これなら順不同でその時々のスケジュールに応じた勉強ができる)、各科目毎に1冊~数冊(憲法なら人権と統治、民法なら総則・物権・債権総論・債権各論といった形で)のノートを作成していきました。そうなると当然、万年筆で膨大な量のノート(何万字もの文字)を嫌でも書かなければならなくなるわけで、そうした作業を繰り返していたところ、もともと字がへたくそな私でも、上手い字や綺麗な字ではないものの、読みやすい字体で文字を書けるようになりました。要するに大量の文字を万年筆で書き続けた結果、身体が自然に無理なく読みやすい字を書く(逆に言えば、大量の文字を効率よく書くために身体や腕を無理なく動かす動作を覚えた結果、字が読みやすくなった)ようになりました。今の受験生の人達に綺麗な文字を書く指導をしなければならないと言うことは、字が下手になったということではなく、端的に勉強不足で、論文を書き慣れていない、つまり身体が自然に読みやすい文字を書けるようになる程に勉強も論文作成の鍛錬もしていないということではないでしょうか(→あぁ、俺も遂に「最近の若ぇ者は」という愚痴を言うようになったか。まだ29歳なのに(ちなみに来年も29歳))。
  • 2015-02-20 18:01
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平成25年5月、アメーバ・ブログから引っ越してきました。役に立つことも、役に立たないこともマイペースで書いています。日記のような感じでしょうか。

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