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口述試験の思い出

他の人のブログにお邪魔したところ、予備試験に合格された旨の記事を目にしました。司法試験に三振した旨の記事よりはホッとするものがあります。ただ、口述試験の出来は散々であったとのこと、昔と変わっていないと思いました。

私が口述試験を受験したのは四半世紀前のことになります。どう答えても、厳しい追及がなされるものと覚悟して本番に臨みましたが、質問の意味から理解できないことがあり、思考が完全に停止しました。目の前の机に置いてある司法試験用法文をめくっても、目指す条文に辿り着けませんでした。これには主査、副査ともにイライラされていたようです。私の印象では、学者よりも実務家の試験委員の方が態度が横柄で、露骨に「こいつ、出来ねえなあ。」という顔をされていました。ただ、各組の1番は受験生の出来具合を確認し、これを一応の基準にするため、落とされることはないらしいと聞いていたところ、私は民法と商法で1番くじを引き当てました。ただ、民法は何を質問されたかも憶えていません。なお、1番くじの良いところは、早く試験から解放されるところであると思います。場合によっては試験開始の午後1時頃から20分程で解放されることになります。これに対し、各組の最後のくじを引くと、何が聴かれているか気にしながら、ノートを見ても頭に入らず、ひたすら出番が来るのを待ち続けるのは苦痛以外の何ものでもなく、出番が午後5時頃になると外は暗くなっていました。私は、赤穂浪士の切腹のシーンを思い浮かべたものです。

ところで、口述試験の基準点は60点であり(因みに、論文試験の1通の答案の合格点は25点でした。)、それ以上もそれ以下もなかなか付けられないが、トータルで-2点(-3点であったかもしれません。)になると不合格と聞いていました。これについて、笑い話があります。私が予備校で指導して頂いた弁護士の先生が口述試験を受験された際、主査の質問が終わり、主査が副査に「どうしましょう。何かありますか。」と確認したところ、副査が「ごじゆうに。」と答えたそうです。それを聞いた弁護士の先生は「52」点と思い、愕然とされたそうです。基準点が60点ですから、その年の不合格が決定的となる出来であり、気持ち的には翌年の口述試験にも暗雲が垂れ込める点数でした。


しかし、その弁護士の先生は、口述試験に合格されていました。副査の「ごじゆうに。」という発言は「御自由に。」であったようです。授業ではこういう馬鹿げた話を盛り込みながら、弁護士の先生は論点を潰していかれました。

私も試験委員を担当し、「できないなあ。」と囁き、最後は「52」と言ってみたかったです。なお、司法研修所に入所して、試験委員をされている何人かの教官にお近づきになりましたが、気さくな方が多かったです。もちろん、例外もいました。


平成26年11月9日、次女が空手の昇級審査を受けますが、次女から「パパが来たら、(課題を)間違う。」と言われたので、家にいることになりました。審査の結果発表がある17日には、京都からほっこりさんが来て下さる予定ですから、17日を楽しみにして生きることにします。
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