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原作とその映画(1)

高校のボクシング部を題材にした百田尚樹さんの著書「ボックス!」を読んで、ボクシングシーンのリアルな描写に感動しました。しかも、主人公の一人が、大学を卒業した後、検事をしているという設定も気に入りました。

ボックス!

そこで、「ボックス!」のDVDを購入しました。レンタルDVD落ちの物で、約300円と格安でしたが、DVDやケースは綺麗でしたし、普通に視聴することができました。なお、買ったDVDが作動しないで、視聴することができなかったら、民事上、どういう問題が生じるか考えるのは、法律をかじったことが者の宿命かもしれません。

実際にDVDを観た率直な感想ですが、原作を読んで抱いた印象とは異なりました。ボクシングは人間の闘争本能を生かし、瞬時に相手の弱点を見抜いて体が動き、パンチを繰り出す一方で、相手のパンチを避けるところに醍醐味がありますが、映画になると、所詮は作られたものという印象を拭うことができませんでした。また、誰に、どの役をさせるかによっても、作品の出来上がりに影響があるはずです。


残念ながら、この映画では、主人公の一人が検事(検察官)をしている下りはありませんでした。検察官の取調べは、ボクシングを一つの事件とするならば、ボクシングの試合をした選手自身、あるいは、ボクシングの試合を観た客から、どのような試合であったかを聴き出し、これを供述録取書にするものであると思います。

被告人が公訴事実を否認し、供述録取書の内容の信用性が争われたり、供述録取書が不同意となって供述人が法廷で尋問された場合の証言の信用性はどうやって判断されるのでしょうか。通常は、内容が具体的、かつ、自然であること、迫真性に富むこと、記憶にあることとないことが区別されていること、殊更虚偽の内容を供述(証言)する必要がないことのほか、少なくとも重要な点において客観的な証拠に符合していること等が判断要素になると思われます。

そして、私は、花見帰りに起きた傷害事件を処理するにあたって、上司から「こんな調書ではダメだ。公判がもたない。」とお叱りを受けたことがあります。
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平成25年5月、アメーバ・ブログから引っ越してきました。役に立つことも、役に立たないこともマイペースで書いています。日記のような感じでしょうか。

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