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あるCMを見て

あるCMを見て、検察という組織を思い出しました。そのCMというのは、妻夫木聡さんと柳葉敏郎さんが出演されているロト7のCMです。このCMのシリーズでは、上司役の柳葉さんが落差のある演技をされ、私も気に入っているのですが、最近の放送は妻夫木さんと柳葉さんが、お偉い方々の前で直立不動の姿勢をとっ御下問に耐えているところで、柳葉さんが寝返ってしまうというものです。

御存知かと思いますが、検察という組織では事件を担当する主任検察官の意見が大事にされます。事件の内容をよく知っていて、被疑者や参考人といった事件関係者のことを知っているのも主任検察官だからです。また、上司も、きちんと処理できないと分かっている部下に事件を配点し、主任検察官にすることはありません。

しかし、検察は上命下服の組織で、良くも悪くも決裁を受けて事件の処分を決めています。組織のトップになってしまえば別ですが、これからがある中堅の決裁間の場合は、末端の検察官とトップの板挟みになって苦しい立場に追い込まれることがありますが、その際、どちらの側に付くかで悪評が蔓延し、語り草になってしまいます。

例えば、主任検察官が、刑事部長の決裁を受けて、事件の処理について了解を取り付けたところ、刑事部長が、大きな事件であることから、次席検事を説得するため、主任検察官と一緒に次席検事室に行って下さることもあります、その場合、たとえ次席検事から良い返事をもらえなくても、刑事部長が主任検察官の顔を立てて下されば救われますが、刑事部長が寝返って、次席検事から指摘されたポイントについて、「そうですよねえ。私もそう思っていました。」と相槌を打ち、あたかも主任検察官がアホであるかのような振舞をすると、そういう上司であると語り草になるのですね。妻夫木さんの「それはないでしょう。」という表情が見事です。

逆に、刑事部長から了解を頂いた以上は、主任検察官が一人で次席検事の決裁を受けに行く場合、刑事部長の面子を潰せませんから、次席検事から反対されても頑張るケースが多いと思います。

問題のCMは、問題判決をもらって、主任検察官が、次席検事と一緒に高等検察庁に控訴審議で行ったところ、次席検事が見事に寝返ったシーンを連想しました。


私の場合は、検事正(地方検察庁のトップです。お殿様ですね。)に御一緒して頂き、高等検察庁まで事件着手のお伺いに行ったことがあります。私のDNA鑑定に関する理解が十分でなかったため、事件着手の許可は頂けましたが、帰りは検事正の官用車内の雰囲気が悪くて、一切検事正とお話をすることがなかった記憶があります。
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平成25年5月、アメーバ・ブログから引っ越してきました。役に立つことも、役に立たないこともマイペースで書いています。日記のような感じでしょうか。

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