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法曹協議会(3)

例えば、事実認定のために証人の尋問を行ったとします。その状況は書記官が録音しています。しかし、その内容を書面に起こさなければなりません。

最近は、最高裁判所が一括して業者と契約を締結しており、その他の裁判所が勝手に業者を決めて契約を締結することはできないのです。問題になったのは、録音反訳が質問と答えの順になっていますから、特定しやすくするため、質問の前に通し番号を振ってもらえないかということでした。

現在は、その通し番号がない結果、何ページの何行目といった特定方法を用いています。そのため、書類を起案する方は、特定のために行数を数える必要があり(これが結構間違いますね。)、書類を読む方も、記録を検討する際、いちいち行数を数えなければならないのです。その不便を解消するには質問に通し番号を振れば足りるのであって、それほど大変な作業であるとは思えません。

しかし、裁判所の回答は、現在のやり方で特に不便であると認識していないし、最高裁判所で一括して業者と契約しているので変更できないというのです。通し番号のある方が分かりやすいと思うのが、健全な常識に適いませんかね。そうであれば、最高裁判所が業者と契約を締結する際、その内容を通し番号を振るように変えたら済むことです。さらに、個々の裁判官にも意見を聞いてみようとなりましたが、最高裁判所から睨まれるのが嫌なのか、誰一人として発言しませんでした。不思議な役所です。

年金の委員会でも、例えば、起案した書面が長くなる場合、番号を振ったらどうかと提案しましたが、これまでそのような形式になっていない、つまり、先例がないとして、いい顔をされませんでした。分かりやすくするためであれば先例を変えて構わないはずですが、役所サイドは先例にしたがって動いている限り問題はなく、何かあっても言い逃れができると思っているのでしょう。逆に、先例を変えて問題が起きたら、出世がなくなるのかもしれません。
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コメント

[C1815] ささやかな復讐

裁判所が、現行のやりかたで特に不便はないというのであれば、証拠引用するとき、敢えて頁数や行数で特定せず、「原告本人尋問調書」等とだけ引用して、頁数や行数は担当裁判官が自分で探せとやってみたらどうでしょう。んで、読み落として変な判決を書いたら、「担当裁判官は明らかに記録を読んでいない。これは証拠の評価を誤る以前のゆゆしき問題である。」として控訴するってのはどうでしょうか?で、さらに、頁数と行数を特定してくれと要求してきたら、「いや、その必要はないでしょう。何しろ裁判所は、現行制度で何ら不便は感じてないんですから、自ら尋問調書を全頁きちんと確認して読み込んで、該当部分がどこにあるか探すくらい何の不便もなくできるはずですよねwプロなんですからw」と返したらスカッとするだろうと。
  • 2013-06-28 18:11
  • shadow
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[C1816] 正論ですね。

shadowさんがおっしゃることは正論です。ただ、裁判所は、きちんと引用する部分を特定するよう注文(督促)しますね。自分が言っていることと、他人に要求することが矛盾していると気付いているにもかかわらず、あえて気付かない振りをする(大人の)役所です。
  • 2013-06-29 08:36
  • オグちゃん
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平成25年5月、アメーバ・ブログから引っ越してきました。役に立つことも、役に立たないこともマイペースで書いています。日記のような感じでしょうか。

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