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裁判員等経験者の意見交換会(報告)

昨日で裁判員裁判制度が施行されて4年目になり、裁判所で、裁判員、補充裁判員を経験された方から意見・感想を聞かせて頂く会がありました。なお、午後3時開始となっていましたが、定刻を10分過ぎて開始された理由は分かりません。


そのような会に出席される方ですから、裁判員裁判制度に批判的な方はいませんでしたが、皆さん、しっかりとした意見をお持ちで、驚きました。傍聴しているマスコミの興味は、専ら凄惨な状況を撮影した写真(以下「写真」といいます。)の取り扱い方法についてでした。


裁判の進行方法からすると、裁判所も事前に写真を見ていません。公判前整理手続で、どのような証拠が、どのような事実を立証するために提出されるのか分かり、その採否を決定しますが、事前に写真そのものを見ることはないと思います。なぜなら、事前に証拠を見てしまったら、白紙の状態で公判に臨むことができず、予断排除の原則に反するからです。


写真を見て衝撃を受けるか、衝撃を受けるとすれば、どの程度受けるかは人それぞれによって違うでしょう。出席された経験者の中には、「見るべきである。」と言われた方がいて、感心しました。私も、以前のブログに書いたように、どういう状況で殺されたのか分からなければ、死刑を言い渡すことはできないと思います。逆に、そのような写真を直視することなく、雰囲気で死刑を言い渡したら、自分の判断が正しかったのかずっと悩み続けるはずです。


この点については、いろんな方策が講じられることになるでしょう。選任段階において、裁判所から説明をすること、証拠調べの段階で、裁判所が告知し、裁判員等が心の準備をする余裕をもつことは可能です。白黒の写真を示した後、カラーの写真を示すという方法もあるようです。ただ、イラストにしたら、話にならないと思います。



弁護人の立証活動について、お褒めの言葉はなかったと記憶しています。事案の性質、被告人の人柄、弁護人の資質によって、弁護活動は変わります。ただ、悪いことをしたとして検察官が起訴し、裁判になっている被告人を弁護するということに、一般の方は抵抗(理解できない)を感じておられることはないでしょうか。


それから、裁判員の方が、1人の検事について、その名前を挙げて立証活動(話の流れ、間等)が上手かった旨賞賛されていました。その検事のことは知っており、腹を割って本音で話せる人物と評価していましたので、素直に嬉しかったです。



現在は裁判員裁判対象事件の手持ちがないので、このような交流会に出席させて頂くのも、これが最後になるのかなと思っています。有意義な経験をさせて頂きました。



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平成25年5月、アメーバ・ブログから引っ越してきました。役に立つことも、役に立たないこともマイペースで書いています。日記のような感じでしょうか。

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