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答案を採点する側から見た合格答案

今回は、「答案を採点する側から見た合格答案」について書きたいと思います。


あくまでも答案練習会を前提にしますが、まず、表紙の書き方を見て、必要事項をきちんと記入しているかどうか確認します。答案を書いた受験生と面識はありませんが、どういう受験生だろうと想像します。そして、殴り書きで記入している場合は、答案の中身も殴り書きであろうと覚悟します。



次に、採点することになった答案全部についてザッと目を通し、大体の出来具合を把握します。判読しがたい字が並んでいる答案の通数もチェックし、心の準備をしないといけません。なお、本試験で出題される論点を予想するのも予備校の重要な仕事ですから、いろんな判例を素材に論点を合体させ、しかも、矛盾点を放置していることもありますが、クレームをつけると嫌がられますから、余程のことがない限りは我慢しています。



そして、個々の答案をじっくり読んで添削します。


問いに答えることが重要であることは、これまでも指摘しましたが、内容(実質)だけでなく、構成(形式)も問いに答えることが必要です。したがって、同じような内容の答案であっても、書き方によって点差が開くのは当然です。この点に関連し、私は、本試験にできる限り迷いの要素を持ち込むべきではないと思っており、科目によって出題の形式がほぼ決まっていることから、パターンを守るのが良いと信じています。本試験で今までにやったことがないことに挑戦するのは危険が伴います。それよりは日頃の勉強で培った知識を総動員し、堅実な答案を書く方が無難であり、それで不合格となったら仕方ないと思うのです。今までの経験からすると、答案の1ページ目で抱いた印象が大きく食い違うことはありません。極端に言えば、1ページ目の2、3行を読んだ段階で、「これはダメ。」ということもあります。



添削する際は、法的な問題はもちろん、日本語の文章としておかしくないか細かくチェックします。日本語の文章としておかしくない場合であっても、一つの文章が長すぎるもの(例えば「…ところ、」と書くと、必然的に一つの文章が長くなります。)は、短く切って、接続詞でつなぐようコメントしておきます。一応、採点表があるため、そこに記載された論点や事実が書かれているか確認せざるをえませんが、それも限度があり、何度もページをめくって探す手間がかかる答案は失格であると思っています。それでも最低3回は答案を読んで、配点を決めるようにしています。そして、返却する前に、もう一度最終点検をしています。



恐らく、すべての論点について完璧に論じるのは無理でしょう。また、8ページ目まで書いてある答案は、内容は別として、うんざりするものがあります。個人的には、7ページ目で終わっていて、もう少し読みたいなあと思える答案が嬉しいです。


私が添削するのも何かのでしょうから、できれば(否。必ず)合格してほしいという願いを込めて、厳しく添削しています。しかし、これでは無理と確信させる答案があるのも事実です。




1度だけ、表紙の書き方によって中身の評価が違っている旨クレームがあったと聞いていますが、「目くそ鼻くそ」と一蹴しました。

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平成25年5月、アメーバ・ブログから引っ越してきました。役に立つことも、役に立たないこともマイペースで書いています。日記のような感じでしょうか。

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