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検察官論(終)

まず、新しい証拠等関係カードを作成する必要が生じた場合、検察官自らがこれを作成することはありません。検察官が、立会事務官に指示して新しいものを作成させます。したがって、立会事務官は、検察官が何を考えているか分かっているはずです。



ところで、立会事務官の中にもやる気が今一つの者がいるのは事実です。公務員志望ということで検察庁に入ったにすぎず、定刻に退庁できる会計、人事等の事務畑を希望し、夜遅くまで、そして、土曜、日曜も仕事がある立会事務官を敬遠する者がいます。それはそれで構いません。ただ、検察官はそういう根性で仕事をしてもらっては困ります。



今回の立会事務官はよくできる人物です。しかも、私が、記録を閲覧して不同意にする部分を説明しようとした際(単純な事件で不同意にするため、一応、その理由を説明しておこうと思い、立会事務官に来てもらいました。)、先に私から不同意にされる部分を指摘することができました。つまり、立会事務官も記録に目を通し、疑問に思っていたことになります。なお、上記のようなやる気が今一つの立会事務官の場合は、記録に目を通していませんので、供述調書を作成するため口授するに際し、固有名詞や難しい地名が出てきた場合、ポカーンとしていることがありました。



今回、検察官が、立会事務官に新しい証拠等関係カードが出来たことを弁護人に連絡するよう指示していたら、必ず、連絡してくれたはずです。しかし、その指示がない場合にまで、立会事務官から弁護人に連絡する必要があるかとなれば、嫁さんに言わせると、それは越権行為であるとのことでした。たしかに、今回の出来事の直前になりますが、別の検察官は、自らが証拠を撤回することを伝えてきました。したがって、今回の検察官は、立会事務官に「法廷で自分がカードを渡して説明する。」と言った可能性が高いです。それから、事務官から検察官になった場合、管理職になったとして豹変する輩がいるそうです。


結局、検察官からすると、立会事務官をして自分が立ち会っている検察官に恥をかかせてはいけないと思ってもらえるだけの人徳を備えているかどうかが問題なのです。



私から罵倒され(と言っても、優しい言い方でしたよ。)、検察庁の執務室に戻った問題の検察官は、私のことについて「あいつは何様や?」と言ったかもしれません。どう言って下さっても構いません。しかし、それだけでなく、立会事務官を叱責していたら、それは筋違いというものです。自分の無能さ、人徳の無さに思いを致す必要があります。

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平成25年5月、アメーバ・ブログから引っ越してきました。役に立つことも、役に立たないこともマイペースで書いています。日記のような感じでしょうか。

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