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責任能力について(3)

少し前の日弁連「裁判員本部ニュース」の記事によると、裁判員裁判の判決分析と報告がなされており(報告は平成23年9月にされています。)、責任能力が問題となった事案について、興味を惹くものがありました。


まず、弁護人が心神喪失を主張した事件で、検察官が完全責任能力を主張した、つまり、当事者の主張が真っ向から食い違ったものの、判決では心神耗弱が認定された事案がありました。これに対し、弁護人が心神耗弱を主張した事件では、いずれも検察官の主張どおり、完全責任能力と認定されているということです。


これまでのブログで説明させて頂いたように、心神耗弱は、著しい能力の減退を意味しており、この判断の難しさが原因であると思います。心神喪失であれば、(判断)能力はゼロなのですが、心神耗弱と認定されるために必要な「著しさ」が何を意味するのかが、今一つ分かりません。


今後は、心神耗弱という主張は避けるべきかもしれません。

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