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県警柔道・剣道大会を見学してきました

昨日、県警柔道・剣道大会を見学してきました。帽子をかぶり、サングラスをかけて、自転車に乗って会場まで来たのが私です。


私は、大都会や西部警察といった刑事ドラマが好きで、一時期は警察官になろうと思ったことがありましたが、柔道、剣道をしなければいけないので、警察官は諦めました。


警察学校で中堅幹部を相手に捜査について講義をしたことがあります。その際、中庭を機動隊用のフル装備をした生徒が隊列を組んで号令をかけながら走っているのを見て、警察官にならなくてよかったと思いました。「この訓練を経験したから、仲間意識ができるんですよ。」と言われましたが、とても私には無理でしたね。


昨日の大会では、警察学校チームの応援が一番力が入っていました。また、剣道では上段の構えの人が結構いらしたのですが、一人だけ二刀流の方がいらして、目が釘付けになりました。そんなに強くない(失礼)のですが、相手がやりにくそうにしていました。


最近は治安がよくなく、交番の警察官は防刃ベストを着用しています。暴漢に追いかけられて逃げる、警察官の無様な姿は見たくないものです。警察も人材を募集するためにオープンスクールをやっていることが報道されていました。公務員だから生活も安定しているだろうという、安定志向から警察官になる試験を受験するのであれば、一般の公務員を目指すべきで、道を誤っていると思います。


昔、検察官を希望する司法修習生が少なかったころ、酒でご機嫌をとり、検察官になったら、留学ができるとか、大使館勤務ができると言って、人員を確保しようとしていましたが、情けなかったです。警察官、検察官に必要なのは素朴な正義感であり、仕事の魅力をアピールすべきです。


何かの縁で私が担当することになった被疑者、被告人は、これを機会に更生してくれないかと願っていました。私の口癖は、「飯をしっかり食べて、夜はゆっくり寝ろ。何かの縁で俺が事件を担当するから、成仏しろ。」でした。


       

カムフラージュ

「カムフラージュ」、忘れられない言葉です。広辞苑によると、敵の目を欺く手段・方法となっています。


詐欺の事案を扱った際、捕まったときの言い訳にいろいろと工作している人間がいました。そのとき、私は、「貴方が…したのは、カムフラージュだったということだね。」と確認したら、「はい、そうです。」と素直に認めたのです。そのため、調書には「…したのは、分かりやすく言うとカムフラージュでした。」と録取しました。


ところが、後で警察から電話をもらって判明したことですが、その人間は、肝心な「カムフラージュ」という言葉の意味が分かっておらず、私が訳の分からない言葉を使っていたと悩んでいたのでした。


相手の育ち、生活状況等からして、使うはずのない言葉を使っていたら、それは捜査官の作文であると言われるおそれがあることが身に染みて分かった事案でした。


帳場(捜査本部)

警察が「捜査本部」を設置した事件を担当させてもらったことがあります。


警察の方が「帳場」と言われていたので、私もそう呼ぶようになりました。一般的には、凶悪重大事件が発生し、犯人が誰であるか分からないときに設置されると理解しています。


普通の事件を処理するときは、「警電」と呼ばれる電話で警察署に連絡し、補充捜査をしてもらう事項や参考人への連絡、被疑者の取調べ日時等を伝えるだけで、事件処理に向けて、どういう警察官が動いて下さっているのか分かりません。


ただ、帳場が設置されている事件ということで、どんなところかなと思って覗いてみて感動しました。警察署の部屋を借りて帳場を設置していることが多いのですが、多くの刑事がテキパキ仕事をこなし、黒板には主任検察官として、自分の名前が書いてあったのです。私が部屋に入って行っても、顔を御存知でないので、「何者や。」という怪訝な顔をされているのですが、私が偉い方の隣に座るので、何となく分かってしまうようです。すぐにお茶を出して下さり、こちらが恐縮しました。



私は、警察に決して無駄なことは指示しませんでした。例えば、勾留延長請求する時点で、処分については罰金で略式起訴する方針を固めているような事案について、特に必要ではない実況見分をしてくれとお願いしてはいけないのです。


ただ、1度だけですが、渋る警察の尻を叩いて、否認が自白に転じて起訴した被告人の余罪について、裁判官の勾留質問で被疑事実を認めるかどうかが大事なので、再逮捕するようお願いしたことがありました。このときは、裁判官にも事案の内容をお伝えし、通常よりも詳しく勾留質問して、その結果を調書に残してもらえないかとお願いをしました(このときだけですね)。戻ってきた勾留質問調書を見て、裁判官に感謝しました。


私の見立て違いで、残念ながら、公判で被告人は否認に転じたようですが、それにもかかわらず公判は無事に推移したと聞いています。



検察官は、帳場が設置された事件を担当すると、いかに多くの警察官に助けてもらいながら、事件を処理しているか身に染みて分かります。検察官の仕事の醍醐味を感じるときかと思います。私は、とりあえず、すべての事件について処理が終わったら、帳場に日本酒を持参するようにしていました。

物々しい警備

今の時間にいい気分(ちょっと不謹慎でしょうか。)で自転車に乗ってきましたら、警察官が物々しい警備をしていました。そう言えば、皇族の方が来られることになっていたと思い出しました。ちょっと職務質問したいなという顔をしていましたね。


職務質問で思い出すのは、大学生のときのことですが、深夜、友人の家に遊びに行く途中、スモールランプだけを点灯させ、私をつけてくる車があったので、警察かなと思っていましたら、友人の玄関先に入って私の姿が見えなくなった瞬間に、赤色灯を点けて走ってきました。そして、いきなり「動くな。警察や。」と言われました。


当時、不審火が連続して発生していたそうで、私はタバコを吸わないため、火器を持ち歩いていませんでしたし、素直に質問に答え、身分証明書を見せたので、あっさり解放してもらうことができました。職務質問の要件があるかと聞かれたら、間違いなくあったと思います。


ただ、今と比べて、どちらの私が怪しいかと聞かれたら、今の私の方がずっとずっと怪しいと思います。

陰口をたたかないこと

陰口をたたかないこと、なかなか難しいですね。つい先日のことですが、私は思い切り陰口をたたきました。



ところで、警察官と検察官の関係にあっては、送致した事件をきちんと処理してくれる検察官がいい人であり、一生懸命やらせておきながら、事件を潰されたら検察官の陰口をたたきたくなるのも無理はないことでした。


当然、事件を担当したことがきっかけで警察官とのお付き合いが始まるわけですが、事件を抜きにして語り合える警察官は、各県警に2名から3名でしたね。そこまで親しくなると、「検察庁に寄ったので、部屋を覗かせてもらいました。」と言って顔を見せてくれる人や、「事件のことで相談に乗ってもらえないか。」と連絡してくる人もいました。普通に酒も飲みに行きました。


逆に事件をきちんと処理しているから、愛想良くして下さっている方もいるわけで、不起訴にしたら、いろいろと不満の声が聞こえてきました。しかも、私と仲のいい警察官を使者に立て、どうしてそんな処分になったのか聞きに来させていました。その場合、口頭で説明しますし、使者として来られた警察官が上司に報告がしやすいように不起訴裁定書の写しも渡していました。


こちらもムッとしたことがあったので、事件が配点されたとき、立会事務官に、所轄の課長さんに電話をかけさせ、「また、うちの検事が事件を担当することになったのですが、何でしたら、上司に言って担当を変えさせましょうか。」と言わせたところ、「とんでもない。」と恐縮されていたのを憶えています。酒の席に呼ばれて行ったら、機動隊出身の警察官にしこたま飲まされ、歩けない状態で自転車に乗ったら、思い切り転倒して怪我をし、翌日の調べをキャンセルしたことがあります。「やった。やった。」と喜ばれた方がいたそうです。


起訴した場合には、起訴状の写しをお渡しして、今後の参考にしてもらっていました。私が起案しても、部長や次席検事の手が入り、最後は検事正の了解をもらって起訴した際の起訴状ですから、こう言っては何ですが、出来が違うわけですよね。しかし、警察によっては、同じ態様の事件で被疑者を再逮捕し、検察庁に身柄を送ってきたとき、渡しておいた起訴状を参考にすることなく、前と同じグチャグチャな内容の被疑事実だったので、「警察には警察のやり方があるんだな。」と自分に言い聞かせたものです。



今の立場になると、警察の方と腹を割って話をするというのは、なかなか難しいものがありますね。それが残念でなりません。

先週のテレビ番組から

最近、眠りながらテレビを見ているので、気がついたら寝ていて、最後まで見ていませんでした。休みを利用して、きちんと見ました。


[龍馬伝]

いよいよ話は佳境に入ってきました。山内容堂役の近藤正臣さんが渋かったですね。すでに最終回まで撮影は終わっているのでしょうが、龍馬の暗殺シーンはなくてもいいと思います。ある男に龍馬伝を差し入れたら、その差し入れた分では話が終わっていなかったということがありましたが、彼が龍馬伝を見たら、懐かしく思うかもしれません。


プロフェッショナル・仕事の流儀

ひき逃げ捜査を担当している警察官を特集していました。ひき逃げ事件が起きると、警察官が道路に1列になって這いつくばり、遺留物がないか捜すシーンがあり、いつも感動しています。塗膜片から逃走した車両を特定する作業の大変さが分かりました。ここで間違うと、車当たり捜査が間違った方向に行きますから、神経をすり減らす作業ですね。笑顔も素晴らしい警察官でした。「これぞ、プロ(職人)。」と言うに値する人物でした。


[モリのアサガオ]

死刑囚と新人刑務官のつながりを大事にしています。死刑が話題になっている時期ですが、ついに刑務官が主役の番組ができたかと思いました。私は、死刑囚役の柄本明さんが好きですね。しかし、なかなか考えさせられる番組です。テレビ東京さんが放送されているのが不思議です。

白バイの訓練について

私は、白バイと覆面パトカーが大好きで、これらを見ると血が騒ぎ、姿が見えなくなるまで目で追っています。


昔、上司と一緒に、白バイの訓練を視察させてもらったことがあります。早朝に、自動車試験場を使っての訓練で、転倒することを前提にやっていますので、うまくなるはずです。当時、中型二輪の免許しかなく、限定解除をしてもらってなかった私は、背広で行っていたこともありますが、白バイにまたがらせてもらっただけで、嬉しくなりました。


その後、教習所に行って免許を取り、Vmaxに乗っているとき、ねずみ捕りでやられたのですが(40キロと50キロの制限速度を交互に設定している場所で、17キロオーバーの57キロで走行していたと記憶しています。)、白バイが待機しているのが目に入ったので、逃げるのを諦めました。



また、覆面パトカーに乗せてもらったこともありますよ。家に帰ってのんびりしていたら、上司から呼び出しがあり、「役所まで機捜が迎えに来ることになっているから、現場に行け。」と言われました。渋々役所に行ったのですが、当然のことながら、覆面パトカーで迎えに来て頂いているわけですから、またまた血が騒ぎ始めました。


高速に入った途端、渋滞に巻き込まれました。「パトランプ出しましょか?」と言われ、「いいですねえ。」と答えると、「すみません。足の下にあるんですが。」と言われました。興奮し、後部座席に座っていた私は、思い切りパトランプを踏んでいたのです。


そして、パトランプを出して、サイレンを鳴らした瞬間、周囲の車が蜘蛛の子を散らすかのように、進路を空けてくれましたが、私を見て笑ったり、指をさしている人がいたのです。きっと「あいつ、何をして捕まったんやろ。」と思っていたのでしょうね。現場まで、その調子で走ってもらえるのかと思ったら、そうではなかったです。




最近は、白バイにしても、覆面パトカーにしても、精巧なミニカーがありますね。

「罰金になるんと違うか?」

被疑者国選弁護の対象事件が拡大され、ほとんどの事件で被疑者国選弁護人が選任されています。被疑者と接見した場合、事前に勾留状の写しは入手していますので、まずは犯罪事実に間違いがないか確認するはずです。


次にこれまでの前科前歴を確認します。言葉の意味が分からない被疑者もいますので、①刑務所に行ったことがあるか、②あるとすれば、いつ出所したのか、③どんな罪だったのかを確認し、刑務所に行ったことがない場合でも、④事件を起こして裁判になったことがないか等を確認します。そうすると、事件の見通しが立ちます。


そういう話をしているとき、「『罰金になるんと違うか。』と言われたんですけど、どうですか。」と聞かれることがあります。罰金の話をしているのは、取調べを担当している刑事らしいのです。ときには、同じ房の人間が入れ知恵していることもあります。



この種の話は窃盗の場合が多いのですが、平成18年に刑法が改正され、窃盗に罰金刑が新設されました。


問題なのは、罰金刑が新設された趣旨です。つまり、軽微な万引き事犯などを繰り返し、警察での微罪処分(警察で叱られるだけ)では済まなくなって検察官に送致されたものの、不起訴(起訴猶予)にするか懲役刑を求めて公判請求をするかの判断に困難を伴う事案があります。そのような場合、懲役刑だけでなく、罰金刑をも視野に入れての適正な処分を実現させ、さらに、裁判所による適正な科刑によって、同種事犯の再犯を防止しようとしたのです。分かりやすく言えば、罰金刑を新設して軽い処罰で済ます発想はなく、不起訴にせずに罰金刑だというように「重く処罰」しようとしていることになります。


したがって、これまでに窃盗で刑務所に服役したり、刑の執行を猶予する恩典を受けたことがある者が、再び窃盗事件を起こした場合、罰金刑を科すことは想定されていないのです。そして、取調べにあたっている刑事は、被疑者の前科前歴を照会し、身上経歴を立証するための調書の内容にこれを盛り込んでいますから、自分の言っていることがおかしいと気付かないといけません。そもそも刑事が処分の見通しについて、ペラペラ話すことが間違いであると思います。


もっとも、弁護士(弁護人になろうとする者)の中にも、「被害弁償したら罰金になるのではないか。」と言って帰り、起訴されてみたら、常習累犯窃盗(分かりやすく言えば、窃盗で過去10年以内に3回服役し、さらに窃盗を犯した場合で、盗癖がある人です。)だったということもあります。


安易に処分の見通しを口にするのは危険であり、とにかく最善を尽くすことが重要だと思います。



これに対し、強盗致傷は、かつて法定刑の下限が懲役7年であり、犯した罪が強盗致傷であると認定されてしまったら、いくら初犯で、酌むべき事情があっても実刑しかできませんでした。この不都合を回避するため、法定刑の下限が懲役6年になりました。明らかに、窃盗に罰金刑が新設された趣旨とは逆の発想です。


そして、強盗致傷は、法定刑に無期懲役を含んでいるため、裁判員裁判の対象事件になっているわけですが、事案の内容、被害弁償の有無、前科の有無等のいろいろな事情から、酌むべき事情があるとされれば酌量減軽され、法定刑を下回る判決が言い渡されます。被告人に最も有利な場合は、刑の執行を猶予されることもあるわけですね。

県警警察音楽隊のふれあいコンサートについて

県警警察音楽隊のふれあいコンサートに招待され、先程まで、演奏を聞いて、楽しい時間を過ごしてきました。


普通に職務をこなしながら、厳しい練習をされ、年間100回に昇る演奏会等をされているとのことでした。私は、演歌のメドレーが気に入りました。


それから、県警本部長の挨拶がありましたが、歩いている姿勢がとても綺麗でした。挨拶も手短にまとめ、しかも、ノーペーパーでよかったです。ここ最近の本部長は、どこか抜けたような人が続いていましたが、今日の本部長は違いました(ヨイショではありません。)。

県警の逮捕術大会について

先週は県警の警察音楽隊のコンサートに招待して頂きましたが、来週は逮捕術の大会に招待して頂いています。


前回は柔道・剣道だけの大会で、逮捕術がなかったため、ちょっとがっかりしたのですが、今度はお声をかけて頂くことができました。


他の予定との関係で、最後まで見学することはできないと思いますが、血の気が多い性格ですので興奮すると思います。見た目では、その筋の人と変わりません(それ以上かもしれません。)から、万が一、テレビに映っても違和感はないはずです。


大会の模様は、改めて御報告します。

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Author:オグちゃん
平成25年5月、アメーバ・ブログから引っ越してきました。役に立つことも、役に立たないこともマイペースで書いています。日記のような感じでしょうか。

しかし、ブログから新しい出会いが生まれ、有難いものであるということも知りました。

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