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司法試験について(2)

先日、警察学校で「民法の基礎知識」と題して講義をし、約3時間、しゃべくりまくってきました。


司法試験を受験するにあたっては、もちろん民法を勉強していますが、真面目に取り組むのはそれ以来という感じでした。司法研修所の教官も、私にはそれほど期待されておらず、一番最初に、「この訴訟物は何?」と質問されるくらいで、難しい質問はされませんでした。


私の勉強法ですが、まず、基本書を読むことから始めました。そして、定義、論点、自説(判例か通説をとる)、理由という最低限の事項について、ノートを作るというものでした。それ以外は、過去問をやり、ノートに出題された年度をチェックしていました。反対説は、問題によっては必要な場合がありますから(新司法試験でも、検察官、弁護人の立場からの主張をさせ、その当否を述べなければいけないものがあり、そのとき、検察官と弁護人が同じ意見だったら、変ですよね。)、分かりやすくて書きやすい説をメモしておきました。


この勉強法は、今でも通用すると思います。読むだけで疲れる長文ですが、事例分析の前提として、何が問題で、それについてどう考えるのかを書いて、それから事例分析に入るわけですから、前提ができていなければお話しになりません。その上、1科目でも正しい勉強方法が身に付けば、同じパターンで勉強すればいい(全部の科目についてノートを作成しなさいとは言いません。)のですから、楽だと思います。久しぶりに我妻栄先生の民法案内1を読んでいたら、最後の部分に先生の受験日記が書かれていました。先生もノートを作っておられたようです(もちろん、私のものとは比べものにならないでしょうし、そもそも頭の構造が違いますよね。)。



ところで、「民法の基礎知識」と題する講演ですが、ノートを見ながら頭を戻し、条文をチェックしたら、何とかなりました。この調子であれば、得意とする刑事系の問題ですと、1週間頂ければ、合格率25%の難関(?)を突破できそうな気がします。

刑務所見学に行ってきました

仕事の関係で刑務所に行き、内部を見せて頂き、貴重なお話を聞かせて頂きました。


心に残ったことを列挙します。



受刑者の高齢化が進んでいることです。社会でも高齢化が進んでいますが、刑務所も例外ではありませんでした。むしろ、刑務所にいたら、自由は束縛されますが、衣食住で不自由することはありません。たしかに戦後日本の繁栄の一翼を担ったと思われる方が、高齢になって万引きを繰り返し、初めて服役するパターンが多いですね。



水が非常に大事であるということです。刑務所は予算の範囲内で運営していかねばなりません。高齢化等の理由で医療費が増大し、水道料金を節約することが重要なのだそうです。


無期懲役囚の仮釈放になるまでの期間が長くなっているそうです。刑法上は10年服役して10経過すれば仮釈放することができることになっています(28条)。しかし、これには刑法が改正されて、有期懲役の上限が懲役30年となったこと(14条)、被害者や遺族に配慮するようになったことなどから、無期懲役となった場合は、有期懲役の上限よりは長く服役させるべきであるという発想があるようです。



しかし、受刑者の多くは、出所することについて強い希望を持っているそうです。出所した人を受け入れる社会の側の態勢を整えることが必要でしょう。



食事の面ですが、夕食の献立を見せてもらい、立派な出汁巻き玉子だなと思っていたら、ロールケーキでした。これも刑務所内で作るそうですが、延長作業をした人がもらえるものとのことでした。甘い物が楽しみなのですね。



所長が立派な方でした。実行力のある方とお見受けしました。トップにあのような立派な方がいらっしゃると、組織自体が引き締まりますね。姿勢がいいこと、声に張りがあることはトップの条件のような気がします。



日頃は、押送の刑務官と挨拶を交わすくらいですが(それでも有り難いことだと思っています。)、今回の刑務所見学は非常に有意義なものでした。

シンポジウム


オグちゃんのブログ


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昨日、死刑について考えるシンポジウムに行ってきました。


私個人は、これまでのブログの内容からお分かり頂けるように、犯した罪の内容によっては自らの命で償う以外にない場合があると考えています。また、死刑に反対の方は、自分の家族が皆殺しになった場合も犯人を死刑にするなとまで言われるのであれば、それは立派な考え方であり、結局は哲学の違いになりますから仕方がありません。


もちろん死刑の事案で、冤罪があってはならないことは明らかです。死刑に限らず、冤罪とされる事件で、公益の代表者である検察官の訴訟遂行に疑問を抱かざるをえないこと(被告人に有利な証拠を隠していると思える状況)は情けないです。

昨晩の研修について

昨晩は公証人の方をお招きして、公証人の業務について説明を受け、特に公正証書遺言作成の注意点に関する話は興味深いものでした。また、声が通って話がうまい方でした。


ところで、遺言者が危急の状況になって遺言をすることも稀ではなく、問題が生じるのは遺言者が亡くなってからですので、やり直しができず、遺言者の意思を尊重するために、できる限り遺言を救済する方向で法律を解釈してもらえるとしても、緊張感のある仕事だなと思いました。


出来ることなら、早い時期に公正証書遺言を作成しておいた方が無難ですね。

レジュメの作成について

あるところから、取調べに関する講演を依頼されました。その講演日まで時間が相当あるのですが、レジュメ作りを開始しました。


ここで悩むのは、レジュメにどの程度の内容を盛り込むべきかということです。


極端な場合を想定すると、レジュメを作成しないということが考えられます。しかし、これでは話を聞いてくれた方の頭の中に何も残らないかもしれません。反対に、レジュメに話す内容を全部盛り込み、レジュメを読みながら講演をすることが考えられます。私の経験に照らすと、この場合は、必ず、居眠りをする不届き者が現れます。


したがって、レジュメにはポイントを絞って項目を書き、大事なことは自ら板書し、聞いている人にメモしてもらう方法がいいと思っています。それから、必ず当てます。当てるとき、最初は席の順番に当てますが、いきなりとんでもない方向に飛んで当て、油断させないようにします。


80分という時間は、始めるときには長いなあと思いますが、一旦話し始めると、アッという間に過ぎ去ります。これが縁で、私の姿を見かけたときには声をかけてもらえたらなあと期待しています。

昨日の研修について

昨日の夕方から、労災に関する研修を受けました。定刻の段階では出席者は少なかったですが、次第に見たことがない若い弁護士が増えました。


内容については大まかなところは理解したつもりですが、万が一、相談があった場合は、その道に精通した弁護士を紹介するのが依頼者の利益になると思いました。そして、驚いたことに、隣に座った同期が所持していた携帯六法には、労働関係の法令がほとんど掲載されていませんでした。


今日は、私の得意とする分野で、勾留延長決定に対する準抗告でもやってやろうかと思っています。

出社しました。

食事をしていないので、出るものがありません。ただ、お腹が鳴っているので恥ずかしいです。


午前8時30分ころから1仕事を終わらせて、午前10時20分から講演です。2つの目的地が近接した位置にありますので、バスを降りたら徒歩での移動になります。80分の持ち時間を有効にしゃべくりまくる予定です。


これから、レジュメの最終点検をすることにします。

無事に終わりました。

午前中の講演ですが、無事に終わりました。


ホッとしています。また、日頃はどうしても敵対する関係と思われがちですが、それにもかかわらず、講演の機会を与えて頂いたことに感謝しております。


今夜は素うどんを食べて、早く寝ます。

高松に行ってきました(2)。


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私の古巣です。平成5年からの2年間、ここで末席を汚していました。先輩にお会いしに伺ったのですが、偉くなられると、留守が多いようです。


セキュリティーがやたらに厳しくなっていました。これも時代の流れということでしょうか。


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私が出席した分科会です。下の字が小さいですね。「裁判員裁判を経験して死刑のない社会を構想する」と書かれています。


冤罪は絶対に避けるべきですが、自分の命をもって償うしかない犯罪を犯した者は死刑にすべきであるというのが私の考えです。


印象に残った点をいくつか挙げておきます。一言一句同じではありませんので、御了解願います。


人は一人でも反省することはできるが、一人では立ち直る(更生)ことはできない。」、なるほどなと思いました。


また、刑務所に行かないための条件として

  ①示談するだけの経済力があること

  ②反省の手紙を書けるなどのコミュニケーション能力があること

  ③身元引受人があること

が挙げられました。たしかに刑事弁護を担当していると、この3つの要素が満たせば、事案によることは当然ですが、検察官は不起訴(起訴猶予)にしますし、たとえ起訴されても、裁判所は執行猶予にしますね。


それから、以前に比べ、殺人事件は減っているそうです。それにもかかわらず、体感治安が悪くなったと言われるのは何故か、議論されていました。なお、当地では、全国ニュースで報じられていましたが、行方不明であった女性を殺害していた被疑者が逮捕されました。私選弁護人が選任されなければ、明日の当番になっている弁護士が対応することになるかもしれません。


さらに、奈良から出席された弁護士さんにお会いし、先頃亡くなられた高野嘉雄先生の話になり、「今後、高野先生のような型破りな弁護士は出てこない。」という認識で一致しました。この弁護士さんも、高野先生らと弁護団を組まれ、私と法廷で闘われたわけですが、ベテランの域に近づかれたようです。


※ 会場内でのことですが、ドコモの携帯電話は電波が届いていたものの、iPadは圏外と表示されていました。



刑務所見学に行ってきました。

昼から、刑務所見学に行ってきました。


できることなら一生刑務所に入らないで生活が送れたら幸せでしょう。しかし、どこかで人生の歯車が狂って、転げ落ちていく人がいます。


私が、見学に行った刑務所は長期受刑者の収容されるもので、無期懲役の人が多かったです。併合罪加重された場合、有期懲役の上限が懲役30年になりましたので、無期懲役の者はそれと比較して、30年以上刑期を務めないと仮釈放が認められなくなりました。


昨年とは刑務所の所長が代わっていました。受刑者とは別世界の人です。


私は、保護室の状況をよく観察し、保護室に収容される場合について質問させてもらいました。とても勉強になりました。


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Author:オグちゃん
平成25年5月、アメーバ・ブログから引っ越してきました。役に立つことも、役に立たないこともマイペースで書いています。日記のような感じでしょうか。

しかし、ブログから新しい出会いが生まれ、有難いものであるということも知りました。

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